星読みで見える、自分の知らない自分

先日星読みセッションをさせてもらいました。
私がさせてもらっている星読みは、その方の資質や魅力をお伝えしていくもので、よく聞く“星占い”のもっと詳細バージョン。

“占い”と言うと、当たる・当たらないが気になってくるもの。
その気持ちは私自身もよく分かるし、当たっていたら「すごい、当たってる!」と楽しい、ピンとこないことを言われれば「ふ~ん」「え、そう?」と思うでしょう。
それは、反射的に感じる当たり前の気持ち。

だけど、星読み(というか占いや資質を見る系全般)を、
「当たっててすごかったわぁ。面白いよー!」
という感想だけで締めくくって終えてしまうのは、ちょっともったいないなあ、と思ったりもして。

“当たる”を超えた先にあるもの

この度来てくださった方、Aさん。
Aさんの資質のキーポイントの一部は、“継続”と“管理”が得意ということ。
何かをコツコツ続けられたり、ルーティーンが向いていたり、仕事や体調のことなど日々何かの記録をとって確認・改善するのが上手…という感じ。
これがAさんのわりと核になる部分だったのですが、最初ご本人は
「自分は継続がそんなに得意ではない」
とあまりピンと来られていなかったようで。



でも、話を掘っていくと、インスタ投稿を何ヶ月も毎日継続されていたことがあるんですよね。
それって第三者からしたら The継続力! を感じるエピソードなのに、なぜかご本人は気づいていらっしゃらないという不思議。
私なんて、しばらく毎日何かをしようって固く決意したって、「3か月毎日!」「半年毎日!」なんて31年生きてきて達成したことない。
長くて1週間でそのチャレンジは幕を閉じる。蝉。

こういう人間からしたら、Aさんは超継続できる方なのですよ…!
星読みでは、こちらの言う事が押し付けにならないように、というのは気を付けていて、結果をどう捉えるかは人それぞれにお任せしているけれど、Aさんは
「自分にはそんな力が実はあったのかなぁ」
とまず受け止めて下さいました。

結果、ずっと続かないと思っていた手帳も、ログをとったりする事が好きだと気づかれて、今では毎日のToDoを付箋管理することから、ガントチャートやグラフで心身の記録を何個も取られていたり、そのうえスマホのアプリでも、なおToDo管理されていたりと、“継続自己管理記録のプロ” になられているという、驚きの変化がありました。
私自身、ここまでAさんの何かが変化するとは思っていなかったし、「変化させよう」とも微塵も思っていなかったので、これはとても衝撃的な出来事となりました。

そうそう。
Aさんは星読みの最中も綺麗に詳細なメモをとり、帰宅してそのメモをもとに再度ノートにまとめる……なんていう、「コツコツ・物事を整頓して管理する」の真反対を生きる私からすると信じられない事を成されていて、それはもうめちゃめちゃめちゃめちゃものすごい能力です! と思ったのでした。

私にも起こった、“なぜかご本人は気づいていらっしゃらない現象”

さっき、

「なぜかご本人は気づいていらっしゃらないという不思議。」

なんて偉そうに書いていたけれど、同じことは私にも起こっておる。


以前、私自身も星読み鑑定を受けたことがあって。2、3年前かな。その中で
「文章を書くのも良い」
って言っていただきました。

言われたその瞬間は「へぇ~意外~」と思ったけれど、その言葉で己の開かずの扉が開いたのか、
「そういえば、あの時文章で賞取ったぞ」
「あの時、自分の書いたもので沢山の周りの人が、感動した!って言ってくれたぞ」
と、色んな思い出がぶわっと蘇ってきて、
「あれ、昔だけじゃなくて、大人になってからも、書くことで何度も褒められたな?」
「鍵付きのインスタで好きな事を好きなように書いてる時、めっちゃ楽しいって思うんだった」
と今の自分への気づきも出てきて、日を追うごとに、“書く”ということがどんどん自分自身の中で大きな面積を占めるようになりました。
そして、今に至る。

この記事で自分の事を長々語りたいわけではないので超ざっくりと書いたけど、もうね、本当に自分の事って、分かっているようで分かっていないのだ。

ジョハリの窓

突然だけど、ジョハリの窓って知ってる?

引用:https://www.kaonavi.jp/dictionary/johari/

Aさんや私の話って、星読みを通してこの“盲点の窓” や “未知の窓”に気付けたってことなのかもしれません。

それから、星読み中にAさんが言って下さった事でもうひとつ印象的だったのが、

「ここの部分で言われたことは、自分がよく知ってる自分って感じです」

という言葉。 それ、めっちゃわかる。そこは私自身も星読みを受けた中で、「そう、これ私!」ってなったゾーンだったから。

これはきっと、“秘密の窓”に近い部分。
そんな風にして、新しい自分の発見だけでなく、自分が把握している自分の再確認、再認識が必ずどこかにあってほっとできるのも、星読みの良いところ。所謂、「当たってる!!」ってなるところ。

だけど、「当たれば楽しい」はもちろんそうだし、「自分の事は自分が1番よくわかっている」という考えもある意味本当だけれど、必ずしもそれらが最重要とは限らない。
“開放の窓” “秘密の窓”っていう、「自分のこういう部分、自分でもよく分かっています。」っていうところは大切に抱えながらも、まだ自分の知らない“盲点の窓”や“未知の窓”に触れられるような出来事があると、毎日が、ひいては人生が、さらに面白いものになっていくんじゃないかなぁ、と思ったり。

・私だけが知ってる私
・私も他人も知ってる私
・他人が知ってる私
・まだ自分も他人も知らないかもしれない私 …って、ジョハリの窓全方位から自分のことを見つめられる…かもしれないのが、星読みの面白さのひとつです。

 “私の知ってる私” だけで生きていると、知らない間に可能性が狭まっていく。こともある。
ピンとこない自分も、受け入れ難いと思える自分も、無理のない範囲で一旦「そうなんだ」と仮定して日々を過ごしてみると、人生が発展していくような、面白いことが起こるかも?

余談

上が、整え上手なAさんのまとめノート(掲載の許可を得ています)
下が、私のまとめノート
どちらも自分の星読みを受けた時のノートです。

モザイクをかけていても見てとれる、Aさんの丁寧さ、詳細な分かりやすさ。

これが才能だ!!

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この記事を書いた人

ちぃ 島根出身 兵庫県在住 91年生まれ

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