私を最強にしてくれる雨

「もうファッション系の仕事もしてないし、素直な気持ちを綴っても良かろう。」
と思って今日の記事を書いてみました。
別に文句でも後悔でもなんでもなく、ただ純粋に思ったこと。 からの、私を取り戻せる雨の日のおはなし。

目次

24歳の体験

まず先に、8年前にパーソナルカラー診断と骨格診断を受けた時の話をちょっとしたい。

ママとファッションの紐づけ

当時はまだ顔タイプ診断が生まれる前だったので、カラー・骨格診断+服の仕分け+似合うヘアメイクをしてもらえるメニューで申し込みました。
今よりも“イメージコンサルタント”という職業の方がまだまだ少ない時で、「イエベ・ブルベ」「骨格○○」なんて、「何それ?」って感じの人も周りに多かった頃。

診断日の2週間前に妊娠が発覚。悪阻もすぐに始まったので、その事を連絡して診断していただきました。
診断中はとても楽しかったし、体調のことにも気にかけていただいてとても有り難かったよ。

けれど、後日送っていただいたアドバイスシートに
「もうすぐママになられるので、もう少し綺麗めなスタイルにされると良いと思います」
といったような事が書いてあった。

「ママの宿命」、私は受け取れない

この言葉は色んな受け取り方ができる。
「ママになることで綺麗めスタイルにも挑戦できて幅が広がる」と捉えることもできるし、別に押し付けたような言い方をされたわけでもない。
けれど、

何でママになるとファッションまで変えないといけないのか?

と率直に思ってしまった。

元々私は、

子供は大事だし、子供と過ごす時間を大切にしたいからこそ着づらくなる服も出てくるだろう。

やりたい事も、以前と全く同じようにはできなくなったりもするだろう。

だけど、短絡的に「母親なんだから…」と言って、「そういうものだから」「こうあるべきだから」、変える、諦める、やめる…って事はしたくない。

と強く思ってたの。

それに、当時の私は24歳。
早くに子供を持ちたい気持ちがあったし、それが叶えられそうで嬉しい。 けれどもそれは、「早々と自分の人生ややりたい事を諦める」こととイコールにするつもりも毛頭なかったのだ。

だから、アドバイスシートの言葉を見て純粋に「おや?」と思ったのが正直な気持ち。

そのアナリストさんは、この他には「ママはこうあるべき」なんて事私に言わなかったし、良かれと思って言って下さったんだと思う。
私の受け取り方が至らなくてごめんなさい、という気持ちは今ここに書きながらもある。
けれど、でも。
そこで感じた違和感を完全消去することはできませんでした。

いや、アナリストさんも別にそんな、悪い意味で言ったわけじゃないと思うのは重々分かってるんだけどね。 そんな思い出。

32歳の体感

時を今に戻そう。
25歳で無事に出産し、子供はもうすぐ1年生になるところ。
そんな私が思うこと。

雨の日ファッションが楽しい

雨の日は、丈の長いものを履くと身体を覆う色んな布が濡れて不快。

丈の短いレインブーツは、たまに中に雨が入ってきて不快。

雨の日は風が強いこともあるから、スカートだとぶぉぶぉぶぉーとなって不快。

総括して、雨の日はショートパンツにロングのレインブーツを履くのが好き。

このスタイル、はじめは身体的な不快感が小さくなる事と、普段あまりしない格好ができて楽しいから「好き」なんだと思っていました。
けれど、好きな理由はそれだけじゃないってある日気づいた。

雨を自信に変換する

今の私の周りには、大人になっても、母親になっても、どんな立場になっても色んな形で人生を楽しんでいる、好きなファッションを楽しんでいる人が沢山いる。
だから、自分だけが珍しいことをしてる訳ではないんだけど、“ショーパンで脚出し”って、所謂「母親らしい」格好ではないよね。

そして私は自分の脚を太いと思っている。
脚出しファッションは好きだしやりたいけど、実際やったところでいまいち自信持てない事も多々あります。

でも雨の日なら、それができる。

雨のせいにして、自信を持ってできちゃう。

そして“ショートパンツ+ロングレインブーツ”なら、どんな大雨だって、どんなに巨大な水溜まりだって、何も気にせずばしゃばしゃ歩いていける。
これもすごく気持ち良い。

小学校6年生までは何も気にせずショートパンツを履けた。
もっと小さい頃は、水溜まりに入るのが好きだった。

大人になった今、雨の日は「ほんのちょっと私を若返らせてくれるもの」でもあり、「童心に帰らせてくれるもの」となりました。

それからさらにテンションが上がるアイテムとして、可愛いお花が満開の可愛い傘。

いつもなら自転車でびゅいんと駆け抜ける道だって、雨の音を楽しみながらのんびり歩くと新発見が沢山ある。
ちょっと飽きてしまったら、音楽のリズムに助けてもらって目的地に到着。

雨の日は、いとも簡単に“最強の私”が完成するのだ。

こうやって、時に忘れそうになる「私らしさへの自信」を思い出させてくれるから、雨の日って好きなんだな。

もう一個言うと、「今日は憂鬱でやる気が出ない人も多いだろうから、私もやる気出さないでいっかぁ。偏頭痛もしんどいしぃ。」って気が楽になるところも好き。

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この記事を書いた人

ちぃ 島根出身 兵庫県在住 91年生まれ

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