【本】【ノート】 ミーニング・ノートを4年継続して起きた変化

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今日の記事は、以前Instagramにupして保存数が多かった投稿に、加筆・修正を加えたものです。
当時、ミーニング・ノートを書いているノートをストーリーズに載せていたら、「ミーニング・ノートを続けて起きた変化があれば知りたい」と言ってくれた友人がいたので書いてみたものでした。

ちなみにこちらの記事↓では、ミーニング・ノートの書き方を、私がどのように書いているかも少し交えながら説明しています。
良かったらどうぞ。

目次

ミーニング・ノートを4年書き続けて起きた変化

早速いきましょう。

1.自分に気付ける

ミーニング・ノートに限らず、書いたものを見返すことは、自分の内面を客観視できるお手軽な方法。
それなら別にミーニング・ノートにこだわらなくたって、とりあえず書いとけばいいんじゃないのか、と思う人もいるかもしれない。

でも、ミーニングノートは簡潔に書けば1日3行で終了。そして、そのたった3行に情報(=自分の心が動いたもの=チャンス)がぎゅっと詰まってるから、続けているうちに自分の核となる部分に気づけました。

書きたい事が溢れて選別が難しい日。

心がぽっかり何を書いたらいいかわからない日。

ノートを開く気力がない日。

ノートを開く体力がない日。

すぱっと短文でチャンスを書ける日。

ひとつのチャンスだけで2、3行になる日。

…などなど。
たったこれだけでも、「思ってたより今日疲れてたんだな」とか、 「思ってたよりショックだったんだな」とか、「本当に嬉しかったよねぇ。」と、自分の心に気づける。

そして、続けるうちに「こうなった時毎回落ち込んでるなぁ」とか、「こういう事があると幸せな気持ちになるんだなぁ」などと、自分の行動や気持ちのパターンをとらえられるようになったことで、 人と関わるなかでどんな関係性を築いていきたいのか、仕事をする上で何を大切に取り組みたいのか、そもそもどんな風に生きていって死にたいのか…といった価値観が自然と炙り出されていきました。

世の中には、自身の価値観に気付けることを謳ったワーク、質問などがありますよね。
あくまで私の場合ですが、そういったもので見つけた価値観は、なんとな~くしっくりこないことが多く、そのせいか日々の生活を送るうちにすぐ忘れてしまったりして。
でも、ミーニング・ノートを書いていくなかで発見した人生の価値観は、ずっとずっと覚えています。

・私は素敵、あなたも素敵
・シェアハピ
・色んな感情を知る
・哀しみとともに生きる
・一生かわいい
・定期に恐怖と恥を味わう

今の時点での価値観なので、この先変化する事もあるかもしれない。けれど、いつも心の中にあるし、いつ聞かれても答えられる。はず。たまにどれか1個ど忘れするんだよなぁ。

自分の中から湧き上がってくるものって大切。けれど、案外すぐ忘れちゃったり、うまく残しておけなかったりしませんか?
ミーニング・ノートを書いていると、その“湧き上がってくるもの”に気付くのが上手くなるし、「これは逃してはならん」と、その気づきをしっかり掴めるようになっていきます。

そして、人生の価値観だなんてちょっと重たげな事を言ってしまったけれど、もっと軽やかな事にも沢山気付けるし、それだってとっても楽しいんです。
意外と好きな食べ物、意外と心が動かされる事も発見できて興味や幸せの選択肢も増えたし、「そんなささやかな事を喜べる自分もかわいいなぁ」と和めるおまけもついてきました。

ミーニング・ノートは、自分に気づける、自分を知ることができる、大事な手段のひとつです。

2.進歩に気づける

最近あまり動けてない、やる気が出ない、停滞してる…と思っていても、ノートを見返すと実は動いてる、動かしてる事があるんだと思えます。

日々生き抜いて、1mmずつでも進歩してる事に気づける。
3歩進んで4歩下がってるような時もあるし、そんな事が何か月と続くことだってある。
だけど、それは録画を巻き戻すような、全く同じことを繰り返す後退ではないんだって事は、ミーニング・ノートを続けるうちに分かってきたことのひとつ。

頑張って3歩進んで、また揺り戻されてしまった自分だって、健気でかわいい。
全然上手くいっていないように思える時だって、ノートを見返せば、どこかにほんのり変化や成長を感じられる。
目に見える成果が出ない時だって、「自分はここまで色んなことを積み重ねてきたんだ」という自信を持つことができる。

自分の中から湧き上がってくるものだけじゃなくて、自分がここまでやってきたことも、案外沢山見落としがち。
「記録なんてしなくても覚えてるよ、分かってるよ」と言いたい人も、騙されたと思ってしばらくミーニング・ノートを書く→振り返る、をやってみてほしいです。
情報社会の忙しさでかき消されてしまっている、自分の歩みが浮き上がってくるはず。

3.豊かさに気づける

ミーニング・ノートを続けるうちに、

配られたカードで勝負していくしかない

という覚悟が決まってきた気がします。 私は私を生きるのだ、という気概。
それはなぜなら、 書いていくうちに「ある」ものに目を向けられるようになったから。

嬉しいこと、楽しいこと、心動くこと、学びになったこと、人との繋がり…起きたこと全てが今の自分を作っている。

こんなに沢山のものを持っていて、これらを生かすも殺すも自分次第。
人と比べてしまえば「ない」ものも沢山あるけど、そんな事言ってたらキリがないのさ。 まずは自分が持ってるもの、自分に持たせてるものをどうにかして輝かせなさいよ。一生かけたって、時間は足りないかもしれないよ? 隣の芝生を眺めてる暇はないの。

……と、私の中に闘魂お姉さんが誕生し、お尻を叩いてくれるようになりました。

私は、色んなことに興味があるし、色んなことを知ってみたいし、やってみたい。年齢を重ねるごとにどんどん素敵な人になりたい。欲しいものだっていっぱいあるし、自分名義で得られるお金だってもっと欲しい。
手に入れたいものはいっぱいあるから、「私はもう十分ある。これ以上は望まない。今が幸せ。~終~」という悟りは開けない。強欲でごめんなさい、と架空の誰かに心の中で謝りたくなる時もある。

だからこそ、今の自分が手にしているものの存在を忘れないようにしたいし、どんな風に自分を活かして、使い切って、望むものを手に入れていこうかを考えよう、と思うようになりました。

誰一人として同じ組み合わせの手札は持っていないからこそ面白いのかもしれない。
隣の人のカードを覗き見たり、誰の元にジョーカーがあるのかを考えるのはやめて、手持ちのカードの力をどれだけ引き出せるか、そこに力を注いで生きていこう、という気持ちになりました。

もちろん、「もしかして 私のカード 弱小」と思って挫けそうになる日は、今も沢山ある。
そんな日はノートを見返すと、「これがある」「これもある」「この技繰り出せるの忘れてた」と、自分がすでに持っているものの尊さに気付けるのでした。

4.思考力があがった?

これは、インスタの方には一切書いていなかったこと。その理由は後で判明するでしょう。

こちらの記事↓の 「戦略ページを書く」 という部分で少し書いたんですが、

ミーニング・ノートを書くと、具体と抽象を行ったり来たりする習慣がつき、それによって思考力が養われると著者は言っています。

実は私、以前ミーニング・ノートのオンラインコミュニティに参加していたこともあるんですが、その時もZoomでの集まりで、著者の山田智恵さんは、“具体と抽象”についてよくお話しされていました。
度々話されていたので、「智恵さんにとって、とても大切にされていることなんだな」と思ってはいたけれど、自分に具体⇔抽象の行き来ができている気は全くせずにいました。

けれど、色んな場所にこんな風に長々と自分の思いを書くようになってから、

「個人的な体験から話を広げていくのが上手」
「1つの体験から沢山の気づきを書けるのがすごいね」
「具体的なことを、抽象的なことに変換するのが上手」

という事をよく言ってもらえるようになりました。

自分としてはあまり自覚も実感もないことなので、今も書きながら
「こんな事世に放って大丈夫かな。ただの調子乗ってる人になってないかな。」
なんて不安もあるんですが。

けれど、よくよく振り返ってみると、ミーニング・ノートを続けてから、以前よりも物事を考えたり、それを言葉にする力は上がったような。気がする。
1つの体験から沢山の気づきを得られるのは、昔からあった傾向かもしれない。でも、それを誰かにも伝わるような言葉にする事はけっこう難しく感じていました。
そして、個人的な体験はそれ以上視野を広げることがなかなかできなかったし、具体⇔抽象の変換なんて1ミリもできていなかったと思います。

ミーニング・ノートを通して、思考や記録にあたっての“新しい視点”が自分に取り入れられたことで、物事の見方や捉え方、表現の仕方なんかは随分アップデートされたかもしれません。
ここで言う“新しい視点”とは、具体⇔抽象の行き来に取り組んでみることもそうだし、1日3つを選ぶ、とか、戦略ページにおける3つのテーマもそう。というか、ミーニング・ノートの書き方全てがそう。

また、著者の智恵さんは、たしかチャンスはなるべく簡潔に書くことも推奨されていて、
「このチャンスを後から見ても思い出せるように、けれど1行で書くにはどうしたらいいんだろう」
って考えながら書いてきたことも、自分に何かしらの影響を与えてる気がしています。
こんな長文ばっかり書いてる奴が言っても、にわかには信じられないだろうけど。

これまでの自分には無かった記録・物事の整理の仕方を教えてくれたミーニング・ノート。
それによって、考えたり、言語化をする際の深まりや広がりを感じることができました。

5.自分を信じられるようになった

どんな事があっても私は大丈夫。 ミーニングノートを続けていくうちに、 そう強く思える気持ちが自分の中に芽生えました。

‬この気持ちは、時には隠れんぼしてしまう事だってある。
けれど、私の中から完全に消えてなくなる事はないものです。

こんな風に自分を信じられる気持ちは、昔からずっと探し求めていたものでした。

もしも自分の事を無条件に信じてあげられたら、それはものすごく理想的で素敵なこと。
だけど私はこれまでの人生で、ただただ漠然と自分を信じられるようなことはありませんでした。

ミーニング・ノートを続けるうちに自分を信じていられる時間がどんどん増えてきて、それは何でだろうかと考えてみた。
私なりの結論は、ミーニング・ノートには、自分自身のこれまでの軌跡と、これからの可能性ががぎゅぎゅっと詰め込まれているから。
よくある例えで言うと、めちゃめちゃめちゃめちゃ練習や準備をして臨んだことは、不安はありながらも、どこかで絶対大丈夫だと思える、そんな感じ。
ノートを書いて読み返すことで、めちゃめちゃめちゃめちゃ真剣にここまで生き抜いてきたんだ、そうやって今日も生きているんだ、って実感がどんどん湧いてくる。

1日3つ、1年で1095個。合ってる?
どんな事があったって、何が起きたって、 全部私の“チャンス”になるんだ。チャンスにしてやるんだ。

こんな、自分に対する根拠のあるようなないような自信を持てる時間が増えたのは、ミーニング・ノートを書き始めてから。一言で言うならば、自己効力感と言うのかな。
自信が持てる時間が増えると、前向きでいられる時間も自然と増えるし、以前よりも色んな行動を起こせるようにもなってきました。

けれど、1か月やそこらですぐこうなったわけじゃないし、ある日突然変化したわけではありません。
本でも紹介されている、涵養という言葉。
水が土に自然としみ込んでいくように、無理をしないで、ゆっくりと養い育てること、という意味だと書かれています。
そんな風にして、少しずつ変化してきました。

自分自身や人生に、じわじわと、けれど確実に変革をもたらしてくれる、それがミーニング・ノートだなと思っています。

おわりに

 これらが、私がミーニングノートを続けるうちに変化したことでした

長文でごめんなさいよ。というのは人生で何百回目だろう。ここまで読んでくれたあなたに、100ポインツ贈呈。
本当は、私なりの続けるコツ〇選なんかもこの後に書きたかったけど、とりあえずこの記事はこれで終わらせます。

ミーニング・ノートを始めて最初の数ヶ月は、難しさを感じたり、飽きそうになったりもしていました。けれど、習慣化した今では日々楽しく書けています。
そして、続けたからこそこんな風に得られた事が沢山あるので、気になった人がいたらぜひ試してみてください。結果を急がずに、ね

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この記事を書いた人

ちぃ 島根出身 兵庫県在住 91年生まれ

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