【本】【ノート】 ミーニング・ノートの本の紹介とその書き方

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今日の記事は、以前Instagramにupして保存数が多かった投稿に、加筆・修正を加えたものです。
当時、ミーニング・ノートを書いているノートをストーリーズに載せていたら、「ミーニング・ノートを続けて起きた変化があれば知りたい」と言ってくれた友人がいたので書いてみたものでした。

目次

今回の本 ミーニング・ノート

こちらの本に、私が4年続けているミーニング・ノートについてのやり方や、著者のこれまでの軌跡が書かれています。

リーマンショックのあおりを受けて、お先真っ暗な状況になってしまった著者。
「とにかくチャンスを見つけて逆転しなければ…!」という気持ちで、2010年からミーニング・ノートを書くことを始められたそう。
毎日チャンスをノートに書く、という事を続けていくだけで、誰でも簡単に、自分の進む道を確信しながら、人生を切り開いていくことができるようになるんだとか。

本当に?たったそれだけで?

チャンスを書くだけで人生が変わるってどういうこと?

と思った方、私が生き証人のひとりだと思うので、次回書く「ミーニング・ノートを4年続けて起きた変化」という記事を読んでみてください。

ミーニング・ノートってどうやってやるの?

チャンスだと思えることなんて、数か月に一度くらいしかないんだけど、どうしたらいいの?

という方は、このまま続きをどうぞ。

特におすすめの人

・日記など、何かを書くことが好きな人

・日記は続かない人

・自分への解像度をあげたい、自己理解を深めたい人

・自分の可能性を広げたい人

・人生をより楽しんで生きていきたい人

ミーニング・ノートの書き方

読んでいる方のイメージが湧きやすいように、まずは簡単にミーニング・ノートの書き方を書いてみようと思います。

二言でいうと、

・1日3個、チャンスをノートに書く
・ノートに書いたチャンスを見返す


たったこれだけです。
これだけだから、書くことが好きな人も、日記とか続いたことないんだわ、って人のどちらにもおすすめなんです。
これだけすぎて意味わからんと思うので、もう少し詳しく書いていきます。

用意するもの

・ノート
・ペン


以上です。

色ペンを使ったり、シールやスタンプを使ったりして、より楽しくミーニング・ノートを書くこともできますが、まずはじめに最低限用意するものはこれだけ。

個人的に、ノートはA5サイズが、使いやすく、書きやすくておすすめかなぁ。
ミーニング・ノートの公式サイトでは専用のノートも2種類販売されていますが、そのどちらもA5サイズ。初めて書く人は、自分のお気に入りのA5ノート、または、公式で発売されているトライアルノートを使うと始めやすいかと思います。
私も、まずはトライアルノートを使って始めました。

ミーニング・ノートにおけるチャンスの概念

まずは端的に、チャンスとは、日々の生活の中で心が動いたことです。
ただ、これだけではチャンスを見つけることが難しい場合も多いので、著者はさらに分かりやすく、チャンスを3つに分けてくれいます。

1.キラキラチャンス

心が大きくポジティブに動いた出来事をキラキラチャンスと呼び、世の中のほとんどの人が、これだけをチャンスだと思っているそう。私もそうでした。
「うわー嬉しいなあ!」
「こんなことがあっていいの⁉今まで頑張ってきて良かったぁ」
って感じで、大きな仕事が決まったとか、素敵な出会いがあったとか、まぁとにかくチャンスだと認識しやすいものですね。

このチャンスはすごく心に残るし、人生のターニングポイントとなることも多いので、自然と大事にしやすいもの。けれど、実はこの後に続く2つのチャンスを見つけ出すことの方が、人生を切り開いていくなかでの鍵となるのだそう。

2.わらしべチャンス

昔話の『わらしべ長者』で、はじめにつかんだ1本の藁が最終的にお屋敷に化けたように、どんな大業も、ほんのささいなチャンスから始まっているそう。
ちょっとした出来事のなかに、自分の人生を変える可能性が眠っています。

そういえば、私がこんな風にブログを書き始めたのは、

私のインスタの長いキャプション、みんなあの程度は書けるけど、忙しくて書かないだけだと思っていたのに、「よくあんなに話広げて書けるね」「自分は言葉にすることがあまり得意ではないからすごいなと思う」と言われた。衝撃。


なんていうわらしべチャンスのおかげでもあります。
こんな風に言ってくれる人達がいなかったら、私は一生自分の事を、「ただの暇人」「実にならない事に時間を費やしてしまうダメ人間」だと思っていたでしょう。

ミーニング・ノートを続けていると、わらしべチャンスから派生して起きた変化、出来事が沢山出てきます。私が1番好きなチャンスは、このわらしべチャンスかもしれません。

3.スパイシーチャンス

大きなことから些細なことまで、心がネガティブに動く出来事のことです。
読み返すようなノートにネガティブなことを書くのは、怖いな、嫌だな、と思う人もいるかもしれない。私にもそんな節がある。

けれど、スパイシーチャンスには、人生を大逆転させる大きなパワーが秘められているそう。
このスパイシーチャンスを自分の力に変えて活かしていくには、意味づけの仕方にポイントがあります。本の中に詳しく書かれているので、気になった人は読んでみてね。

私自身も、自分の人生の価値観や、どんな人間でありたいか、周囲の人とどんな関係性を築いていきたいか…など、自分の核となる部分は、わりとスパイシーチャンスから見つかったことが多い気がします。
ネガティブな出来事は、自分をより深く、豊かな人間に導いてくれる案内人なのかもしれない。

チャンスを書く

キラキラ、わらしべ、スパイシー、の視点からその日のチャンスを3個見つけたら、ノートに書いていきます。

ノートを開いて右側のページにを、このように↑7分割して1週間分のチャンスを書いていき、このページをウィークリーページと言います。

チャンスを書くときには、どこに心が動いたのか、という具体的なことも一緒に書いて、後で見返した時にその出来事を思い出しやすいようにしておきます。
先程、わらしべチャンスで出した例のように、そのチャンスが人から言われたこと、もらったものであれば、関係する人の名前も一緒に書いておきます。こうすることで、自分によくチャンスをくれる人が見えてくるのだそう。

チャンスの書き方、意味づけの仕方は本にもっと詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。

ノートを見返す

1週間が経ったら、ウィークリーページに並んだ21個のチャンスを見返していきます。そして、特に大切だと思う3つのチャンスに印をつけましょう。
これによって、自分の物事の優先順位が見えてくるそう。

そして、チャンスの「つながり」を見つけたら、チャンスとチャンスを線で結びます。

画像:ミーニング・ノート公式サイト より引用

線を引いてチャンスのつながりを見ることで、「チャンスはいつか繋がる」という漠然としたものではなく、「チャンスは繋がっていく」という確信になるのだそう。

チャンスのつながりに線を引くのは私も好きな作業で、ノートを見返しながら1週間を改めて振り返ってみると、
「起こった出来事は違うけど、自分が抱いた気持ちは同じだったな」
とか
「お誘いしてもらって行った場所から、この展開に繋がったな」
とか、ただ読み返してるだけでは気づかなかったことが見えてきて面白いんですよ。

普段なかなかやらない視点、「つながりを探す」。
はじめたては難しく感じたけど、今では好きな作業のひとつ。無理矢理チャンスのつながりを探す、というわけではないんだけど、つながりを見出そうとする気持ちが大切な気がする。

21個の中から3個を絞るのは、今でも「う~~~ん。」となって、「ええい!」と4個になってる週や、「決めらんねぇよ」と放棄してる週もあります。こんな私のことは参考にしないでほしいけど、完璧を目指して挫折するくらいなら、多少適当になっても続ける方が良いかな、とも思うのでした。

戦略ページを書く

ここでやっと、左側のページが火を噴きます。

ノートの見開き右側だけ使うってもったいなくない?

って心配してた人も安心してください。

1週間分のチャンスを見返した後、
・自分自身について
・縁について
・チャンスのつながりについて

という3つのテーマごとに気付いたことを書き、今後の戦略を立てていきます。
本には、各テーマの書き方の詳細も書かれています。

戦略ページというものを一言で言うならば、具体を抽象化してまとめることだ、と著者は言っています。
ウィークリーページに並んでいるひとつひとつのチャンスは、具体的なもの。そこから3つのテーマごとに気づきを書いていくことで、それら具体的なものから何らかのまとまり、法則を見つけていくのが戦略ページなんだそう。
このように、ミーニング・ノートを通して具体⇔抽象を行ったり来たりすることで、思考力も養われていくんだとか。

…なんて聞くと、なんだか戦略ページを書くのがすごく難しそうに感じた人はいないかい?大丈夫!意外とそんな事はない!
例えば、「今週は予定が立て込んでいて疲れた→来週は空白の時間を作ろう」とか、そんな感じでOKなんです。気負わないことが大事

戦略ページの効果について自分自身を振り返ってみると、たしかにミーニング・ノートを続けているうちに、
「こんな出来事があった。あんな出来事もあった。2つの共通点は。」
とか
「これが嫌だった、あれが悲しかった、ってことは、私の中にはこういう価値観があるのかな」
とかって、出来事が起きて感情や結果が発生した、その先を考えたり、それこそ出来事の“つながり”をよく考えるようになった気がします。
そして、その積み重ねで、物事の捉え方や考え方も変化しているんじゃないかなと。
ミーニング・ノートを続けて起きた色々な変化については、また別の記事に詳しく書くのでここではさらっとね。

戦略ページ、はじめはやっぱり難しく感じたり、これでいいのだろうか、と思いながら書いていたけれど、今では

今週はどんな発見があるんだろう!

ってわくわくしてくるようになりました。

ここでもまずは完璧を目指さないのが大事かな、と思います。
私なんて、3つのテーマとかガン無視の自分オリジナルテーマで書いてる週もあるし、2つのテーマしか書けてない週もあるし、時間がなさすぎてウィークリーページを書くだけで終わっている週もあります。
著者さんには、時間をかけてつくりあげられたものに対して好き勝手してすみません、という気持ちがありつつ、ノートを書くためにノートを書いているわけではないのでね。楽しく続けて人生に変革が起こるのが1番かな、と思います。

毎週繰り返す

こんな風にして、毎日チャンスを書く、週末に振り返って戦略ページを書く、ということを続けていってね。
そうして出来あがったものが、世界に一つ、お前だけのミーニング・ノートだ

その他

他に、
・願い欄
・マンスリーページ

というものがあるんですが、私の腕橈骨筋が熱を持ち始めたので今回は割愛させてください。
こちらも本にはちゃんと書かれているので安心してね。

おわりに

ミーニング・ノートが気になっている方に向けて、ごくごく簡単にだけど、やり方の一部をまとめてみました。
一応核となる部分の大枠を書いたつもりではあるけれど、もし本当に始めてみたい人がいたら、ぜひ本を手元に置いて始めてみてほしいです。
おそらく最初は人それぞれ、何らかのポイントで「ん?」ってなると思うので、そんな時は本を開いてね。ミーニング・ノートのより詳しい書き方、そして、著者の熱い思いが記されています。

次回は、ミーニング・ノートを4年続けて起きた変化について綴るので、良かったら読んで下さい。ではでは。

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この記事を書いた人

ちぃ 島根出身 兵庫県在住 91年生まれ

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