最近の私にしては、わりと本が読めて嬉しい6月でした。
ちなみに、映画『ゲゲゲの謎』も鑑賞したんだけど、個人的にはあまりハマらなかったなー。
夫は絶賛していた。
『先生の白い嘘』全8巻
ジェンダーの話、性の話に興味がある方、考えさせられる作品が好きな方にどうぞ。
ちょうど明後日から映画も公開されます。
新妻祐希役を演じるHiHi Jetsの猪狩蒼弥くん。私が知っている彼と全然違う姿で出てるから、最初誰か分からんかった。
私がこちらの漫画を知ったのは、まさにこの予告動画を見て。
雰囲気的に好きそうな気がするけれど、予告だとストーリーがよく分からないし、元来「原作に触れたい」派なので、その日の晩にkindleで大人買いして一気読み。
原作を読む前にまず、
嘘って黒いはずなのに、何で白なんだろう
と思った。
読み終わった後に自分なりの答えが出たけれど、その後調べたら、「白い嘘」って元々英語にある言葉なんだってね。
日本語で言うと、「嘘も方便」的な。
だけど、自分なりに「白い嘘」の解釈を考えながら読むのも面白いと思います。
簡単な言葉で言うならば、鬱になるし傷つく作品。
でも、レビューの中には「つまらない」と書いてる人もたまーーーーーにいる。
どんな感想を持つのも個人の自由で、その気持ちを否定する気はない。
だけど、この話を「つまらない」で一蹴できる人は、この世界線を全く知らなずに生きてこれた人か、逆にこれが当たり前すぎて何とも思っていない人かなぁ… と思ったり。した。
私の勝手な想像なので違ったら大変申し訳ありません。
レビューって、こんな風に自分と全然違う視点や、自分には欠けていた視点に触れられるから好き。
ネタバレしない範囲でもう少し感想を書くならば。
心を抉られながら読み切ったことで、
「私がBLを好きなのは、消費し合った過去の自分を思い出さなくて済むからなのではないか。」
という憶測が確信に変わった。
そして、日頃私が心の中で思っている、「ジェンダーについて考えることは、自分の尊厳を取り戻すこと」。
こんな大義名分の影には沢山の「傷ついた」気持ちがあって、隠していたはずの、薄れていたはずの、もう乗り越えたはずのそれらと、久しぶりに向き合わされたのでした。
あの日のことを、どうやって許そうか。
あの時のことを、どうやって許そうか。
私は私を、どうやったら許せるのか。
私にとって、こうして発信することが、罪滅ぼしのひとつなのかもしれません。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
タイトルを見た瞬間、「まさに!まさにー!」と思った本。
と言っても、こちらも出会いはYouTube。たしかこの動画。
疲れてスマホばかり見てしまうだけでなく、家事時間は一生YouTubeを聞いている私。
昔は本を読むことが、夢中になる時間であり安らぎの時間だったのに、今では人間の心理をついたサムネにまんまと引き込まれる毎日である。
けれど、この本に惹かれたのはタイトルだけじゃないの。そして、10万部売れてるとかもどうでも良い。
こうして以前にも記事にしているように▼、私は三宅香帆さんの本が好きなのだ。
こちらの本は、読みながら色々思う事があったので、別でひとつの記事にしようと思っています。
私のように、「読書が好きだったはずなのに、スマホが魅せる底なし沼にはまりがちな人」には、ぜひ読んでみてほしい。
「本」や「読書」を通して見える社会のあり方、そこに産み落とされ、巻き込まれながら、もがき続けている人間に、自分に、気づかされるよ。
『ガザとは何か』
こちらはどんな紹介をしようかな、と思ったけれど。
私が1番新鮮な気持ちで書いた、インスタストーリーズのスクショをそのまま貼り付けることにしました。
追記:あと政府に意見送るとかな。
この想いにどこか少しでも共感できるところがある人、「知る」ことだってひとつのアクションです。
ぜひ読んでみてください。
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