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朗らかおばさん、頑固おばさん
年齢を重ねるにつれ、昔よりは色んなことに寛容になった。めでたし。 と終わりたいところだけど、同時に、昔はもっと寛容にいられたことにNoと思う・言うことも増えてしまった。 トータルで私は、「寛容朗らかおばさん」になっているのか、「不寛容頑固お... -
映画『関心領域』
ほんのり見たいなぁと思っていた映画、時間をつくって鑑賞した。1945年、アウシュビッツ収容所の隣で暮らす家族の物語。 淡々としていて、最後の数分まで何も起きない。そう、「何も起きない」のだ。アンバランスな日常の傍観者になれる、タイトルそのまま体... -
沢山本を読まなければ「良い文章」は書けないのか
いい文章を書くには、本を沢山読むことが大切だと思われてる節があるよね。 それに関して私が思うのは、「まぁ本は読まないよりは読んでいた方がいい」というだけであって「沢山本を読まなければ良い文章が書けない」わけではないな、ということ。 あって... -
一億総カオナシ
「なんかモヤモヤ」って気持ち。 それに形を全く与えずに、 「もやもやむしゃくしゃ」 って概念のままで放置していると、その気持ちたちは時間とともに自分の中でじっくりコトコト煮詰められて、最後には湯屋で暴れるカオナシさながらになってしまう気がす... -
気難しいおばさんにならないために
一生懸命生きてきて、自分なりのこだわり、価値観、想い、感性、好みなんかが移り変わりがありながらも確立されてきてる気がする。もちろん完璧にではない。 だけどこれ、このまま突き進んだらそのうち気難しいおばさんになっちゃう気もしてる。 じ... -
1しか伝わらないから
違うことだらけ 「あー違うんだよなぁ」って思うことが沢山ある。「この人には伝わらないだろうな」「伝えようとしても、勝手に「こういうことね」って解釈されるんだろうな」 ってよく思ってる。 きっと、私以外にも同じようなことを思ってる人は沢山いるはず。私... -
【1】読んだ本 『ここは今から倫理です。』『残された人が編む物語』『正しい女たち』
読書の秋ですね。 ということで今週は、久しぶりに読んだ本達の紹介をしようと思います。 と言っても全部、今年の春夏に読んだものだけど。 漫画『ここは今から倫理です。』 リンク 以前紹介した漫画▼の作者さんが、こちらの作品も描いておられるとのこと... -
人生で初めてオーケストラを聴きに行った
先日、楽団に所属している友人の演奏会を聴きに行きました。 このブログを書こうと思ったのは、クラシックやオーケストラというものへの造詣が浅すぎる人間の感想っていうものも面白いかな、と思ったから。そして何より、ただただ「感じたことを残したい。... -
ネガティブという才能
「書く」ということは、悲しい出来事も、違和感も、あの日傷ついたことも全部宝にできるということ。 それはもちろん、何が起こってもポジティブに受け止めて、悲しい気持ちには蓋をしようってことではなく、悲しさや怒りを自分で柔らかく包み込みながら、そ... -
言葉は顕微鏡
自分の想いを言語化することって、顕微鏡で物を見ることみたいだなって思う。 自分の心をプレパラートにして、言葉という顕微鏡でその詳細を見る。 ただただ「なんだかモヤモヤする…」と思っていた心が、嬉しさや哀しさ、期待、安堵、違和感…もっと色んな...